転職したいけど、一歩が踏み出せなかった
こんにちは、きよたかナースです。
私は夜勤が辛くなった頃から、働き方について悩んでいました。結局、悩みながら3年間「しんどい、しんどい。」と言いながら辞められずにいました。
”転職”が何回も頭をよぎりましたが、なかなか踏み出せずにいました。

日勤だけの働き方で、今と同じ給料がもらえるのだろうか?
50歳を過ぎたら就職ってできるのだろうか。
年齢でアウトかも。いろいろ考えた末に56歳で退職しました。
一旦休憩しよう。次の職場を決めずに辞めたんです。今、考えたら無謀ですよね。
自分でもわからないくらい、精神的にも、体力的にも限界寸前だったのかもしれませんね。
働きやすい職場って何?
退職しようと思った時には、自分の病院の就業規則を一度読んでみて欲しいです。
退職金の事や、有給休暇のこと、お金に関することを確認しておくことが必要です。入社してから就業規則を読む人は少ないと思いますが、例えば、退職の理由が介護だったりすると、退職する前に介護休暇や介護休業について知っておく必要があります。
働く者の権利として、使える制度は使った方がいいです。

介護休業で休んだらスタッフに迷惑をかけるって思う人は多いですが、育児休業も同じこと。
使える制度を遠慮なく使える環境が、働きやすい職場環境ともいえると思います。
介護で退職しようか悩んでる人に、誰も詳しく説明してくれないですから、使える制度はないか見ておきましょう。自分で調べて、わからないことは人事や役所に問い合わせて聞いておきましょう。
病棟の師長さんもあたりはずれがあります。親身になって相談にのってくれる人や制度に詳しい人もいれば、そうでない人も多いです。
自分主体で調べられることは調べておきましょう。知らなければ損することも多いです。
調べることが、結局お金につながります。
辞めてわかった、疲れ切ってた私

仕事を辞めて1ヶ月は自由に過ごしました。
時間を気にせずに、過ごす日々はあこがれでもありました。それからようやくハローワークへ。
転職活動をしながら、失業給付金を受けて過ごしました。私は10年以上働いていたので、最大120日の給付がありました。
勤務年数によって給付の日数は違うのですが、体力や気力を戻すには十分でした。
病院で働くことにこだわっている自分に気がつきました。頭では「まだ頑張れる」身体は「限界」そのバランスのとり方がわかなくなっていました。働き方を変えるチャンスだととらえるようにしました。
年齢、職業の違う人との出会い
失業給付も残り少なくなってきた時に、ハローワークで職業訓練について説明を受けました。訓練を受けるには、面接がありました。
面接に合格したことで、訓練を受けながら、失業訓練給付金をうけられることになりました。思ってもいなかったので、とても助かりました。
失業給付が終わるということは、”無職、収入がなくなる”という事。初めからわかっていたことでしたが、現実味が帯びてくると、暗いトンネルに入っていくような気分になっていました。
職業訓練には、年齢も職業も違う人が、同じ訓練を受けるのでとても刺激になりました。
定年退職してから、再就職のために訓練を受講されているかたや、会社が倒産してしまったかた。年齢も職業もさまざまでした。
仕事の違う人と仕事の話をするという機会は、今まであまりありませんでしたので、自分が経験したことのない仕事の話は、とても興味深かったです。
3か月の職業訓練、人生で経験してよかったと思える3か月でした
4月で仕事を辞めて、始めてハローワークに行ったのが6月でした。それから3か月求職活動をして、職業訓練へいったのですが、仕事を辞めてからは、時間に追われる生活をしていなかったので、正直いうと不安しかありませんでした。
3か月間、無事に訓練を終了することができました。規則正しい生活ができ、体調も整い、日勤だけの仕事で看護師を続けようと思うことができましたし、看護師以外の働き方もできるのではないか、と気持ちの切り替えができました。
私が受けた訓練は、パソコンのスキルアップ科でした。病院で仕事をしている時には、毎日パソコンを触って入力していましたが、ExcelやWord、PowerPointは何となく触ってできるという感じでした。
看護研究をする前に、習っておけばもっと楽に、きれいに仕上げることができたのにな。そんなことを思いながら受講していました。
訓練はパソコンのスキルアップだけではありませんでした。面接の仕方や履歴書やジョブカードの書き方、自己分析の方法も教えていただきました。
50歳を過ぎて、自分の今までを振り返り、自己分析で自分の強みについて考察する機会に恵まれたことは、自分を肯定することができてよかったです。立ち止まってしっかり考え、キャリアコンサルタントの先生にも相談ができ、自分以外の意見を取り入れることもできました。
大人になってからの学びや経験は、その後の人生にも大きな影響を与えると実感しました。
いつまで働くか問題

人生100年時代と言われる現代。終身雇用制度が廃止となった場合、多くの人が「いつまで働くべきか」という問題に直面するのではないでしょうか。この答えは、ひとりひとり異なりますが、ゴールを決めずに柔軟に対応する姿勢が大切になってくると思います。
働く目的を明確にする
これからは「病院にしがみつくために働く」というより、自分の生活や価値観に基づいて働く期間を決める必要があると思います。
どんな仕事も、仕事は生活する手段であるという事を意識したいですね。
看護師は自己犠牲する人が多い気がしています。自分の事より、他人の事を優先してしまう傾向が強いです。悪いことではありませんが、自分や自分の家庭を優先して考えることが必要です。
セカンドキャリアを視野に入れる
定年後も働く選択肢を考えている人が増えています。特に病院の病棟で働く看護師は、早めに夜勤が難しくなったらどうするかを考えておく必要があると言えます。
年齢とともに体力は維持もしくは、低下をたどることが多いので、必ず夜勤が負担になってきます。
看護師のように経験やスキルが生かせる職種では、フリーランスや非常勤での働き方も視野に入れて働くこともできます。働き方が多様化し、転職も当たり前となってきている傾向にあるので、転職が頭をよぎった時には、転職サイトを見て情報を見ておくことも、大切です。
長く働くには、心身の健康を維持することが重要なため、自分が快適に働ける期間を意識して無理なく続けられる働き方をしていくことが必要です。
退職してもなんとかなる

56歳看護師を退職して再就職しても、65歳まで働こうと思ったら、9年もあります。もしかしたら、看護師以外の仕事もプロと呼ばれるくらいになれるかもしれません。
看護師という資格があれば、病院で働く以外の選択肢も多いです。
今まで病院で患者さん第一に、誠実に向き合ったきたんだから、残りの看護師人生をどのように過ごすかを考えるのも楽しいと思えるようになりました。
病院の第一線で働くだけが、看護師じゃない。場所はちがえど、人のお役に立ちたいという気持ちをどこでどう生かすか。自分を犠牲にしない働き方、これからも考えていかないといけませんね。
私は仕事を辞めて、約1年仕事をせずに過ごしました。1年生活できる貯金と失業給付金でなんとかなるもんです。しんどくなったら一旦立ち止まることも必要です。
あと、何年仕事しますか?仕事をする目的はなんですか?これがはっきりしないから退職にも、転職にも踏み切れないのです。
50歳代の人は、人生100年時代、自分のしたいことをできる期間も残りわずかです。さあ、前を向いて頑張りましょう。
転職したいと思ったら、転職サイトを見て自分の条件に合った職場がないか探してください。そして、自分のやりたい仕事が見つかるまでは、転職や退職のことは口外しない。これは大事です。
