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【50歳代の看護師の悩み】退職、転職について悩んでいる人はとても多い。

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どうなるか不安でしたが、57歳で退職しました。

きよたかナース
きよたかナース

きよたかナース転職ブログを見ていただきありがとうございます。

私は56歳で夜勤ありフルタイム看護師を辞めました。

看護師Aさん
看護師Aさん

40歳から50歳代の看護師さんは働き方に悩む人が多いんだって。

正直、60歳までは仕事を続ける決意で働いてましたから、仕事を辞めることは考えていませんでした。

それは、老後のお金の不安があったことや、身体が元気なうちはしんどくても働いて当たり前と思っていたからです。

60歳まで働くと決めていたにも関わらず...

退職は予想外に60歳になる前にやってきました。

私も急に退職の決心をしたので、退職後の不安はありましたが、病院勤務を辞めることにしました。
退職を決めてからは、いっきに気持ちが楽になりました。

結果、辞めてよかったと思っています。

私自身の体力的な心配や、高齢の両親の事など気になることを抱えながら仕事を続ける不安があったから、ちょうどよかったんです。

仕事より大切なものを優先した生活にチェンジしていこうと思います。

看護師Aさん
看護師Aさん

本当に辞めるんですか?

キャリアが途絶えてしまうし、まだ続けた方がいいと思います。

朝から晩まで、残業が当たり前の生活、人手不足で常にインシデントと紙一重の勤務、寝れない夜勤。
いつまでも続けられないです。

転職して働き方を変えることで、家族を守りながら働く道を探したいと思います。

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このブログでは、看護師という仕事は好きだけど、50歳代で仕事の方向性に迷ってる人や、働き方を悩んでる人の参考になればと思います。

定年前の退職は勇気がいるけど、終身雇用制が崩壊している今、もっと自由な働き方で看護師を続けていけるのが理想です。

病院を辞めた理由

家族の大切なイベント(出産や新生児育児)に有給休暇を取得するのが困難だったこと。

これが私の最大の理由でした。

家族を大切にできないのに...家族や大切な人を犠牲にして、仕事って続けていく意味があるのかと自問自答しました。

今まで、わたしは無遅刻、無欠勤で仕事一筋に頑張ってきました。

コロナやインフルエンザにも罹ったことがないくらい元気人です。
急に休む人がいても、いつも代理で勤務変更をしたり、それも助け合いだから当たり前っていう感じで働いてました。

唯一、家族のことで半年前から1週間休みを希望していたのにも関わらず、直前に無理だと言われたんですね。

これが私の退職の理由なんです。

なんか、心のなかにピンと張っていた糸が、音をたててプチっと切れたのがわかった瞬間でした。

働く環境や上司によって、働きやすさは大きく変わります。

予定していた家族の大切な日に思うように休めない”これが当たり前のような病院では、もう働きたくないなというのを強く思ったのです。

なんのために働いているんだろう❓

定時で帰れることはほとんどない。中堅からベテランになると責任だけがどんどん山積みされて仕事量が半端ない。

いつミスを起こしてもおかしくない環境。その中でのプレッシャー。壊れる寸前だったんでしょうね。

よく頑張った!!わたし。

13年働いた退職金はなんと.....

13年1か月働いて、退職金は300万弱でした。

こんなもんです。

退職を少しでも考えるのであれば、ある程度計画的に退職したほうがいいですね(笑)

退職したあとにくる、税金や健康保険料、年金の支払いなど、調べておいたほうが良いですよ。

知らないと損することもありますから。就業規則も読んでおいた方がいい。

看護師さんは、すごく働いているのに税金や社会保障などの情報に疎い人が多い気がします。
私の周りは、ほんと多かったです。

私は、辞めたいと思いながら働いていましたが、辞めるといってから、辞めるまでは3か月。ほぼ無計画にちかい辞め方でした。

もっと、早くから辞めることを想定して、調べてから動いておけばよかったと少し後悔してます。
が・・・あとのまつりです。

どうせ、いずれ退職ですから、必要なお金の知識や退職後の手続きについては早くから調べておいた方がいいですね。。

ハローワークと転職サイトをつかって転職活動

とりあえず、仕事を辞めたらハローワークへいきました。

心身ともに疲れ果てすぐに働く気になれなかったですね。

自己都合退職でしたから、7日間の待機ののち2か月後に失業給付がでます。

13年ちょっと働いていたので給付日数は120日です。給付日額や給付日数は働いた年数や年齢でかわります。

わたしは高齢の両親の介護もしながら働いてましたので、ハローワークにいってそのことを話すと、2か月の待機なしに失業給付を受けることができました。

父の介護区分が要介護だったからなんです。

もし、介護が必要で仕事を辞めようか悩んでいるなら、退職前に親の介護認定をしておいたほうがよいですね。

働かなくて、生活できるのならいいのですが、そうもいきません。

私はハローワークで求職活動をしながら、看護師の転職サイトに登録して求人を探しています。

このブログにある求人サイトは実際にわたしも活用しています。

転職サイトは3社ぐらい登録して情報を集めるのがよいと思います。

自分の体力と介護と孫たちの成長を見ながら過ごそうと考えると、働く条件に妥協はしたくないですね。

ハローワークの活用方法も、今後ブログにあげていきたいと思います。

退職してからの身体の変化と心の安定

女性の人生の中で40~50歳くらいの年齢が、身体や心の変化があるときではないでしょうか。
ちょっとした身体の不調は「更年期だから・・・」で済ませていませんか?

仕事を辞めて1か月目はしんどくて何もする気になりませんでした。
なにもしていないのに疲れしか感じない日々でした。

2か月目、体調がよくなり規則正しい生活が心地よくなりました。

仕事も大切だけど、ちょうど人生の折り返し地点。
身体のメンテナンスも必要です。
いろんな不安はありますが、1か月でも2か月でもいいから、身体を休めて、将来のことについて考える期間を作ってよかったと思います。

老後について、これからの生活仕様について、働き方について。,

何のために働いているのかを考えないと、働くだけの人生になってしまいますよね。

いくらあったら生活できるか、どういう生活がしたいか。

真剣に考え、何かに書き出すことによって、頭の中が整理されてすっきりします。

わたしはハローワークで、履歴書やジョブカード、職務経歴書などを書いたんですが、自分自身の振り返りができたのもよかったです。
就活、終活を同時に進めてた感じです。

老後にお金があっても、健康や体力がなければどこにも行くことができません。
体力があるうちに、行きたいところにいき、美味しいものを食べる。たくさんの経験を積む。充実した日々を送ることができます。

逆にお金がなくてもどこにも行けません。

夜勤明けでボロボロになって動けなかった日、朝に出勤したのに、帰りが21時が当たり前になっていた日々。

こんな働き方をしてると、働くだけで何のために働いているのか、わからなくなります。
心が疲弊すると身体まで影響を受けます。

お金の心配は、1か月にいくらあったら生活できるのか。これがわかれば、どのくらい働けばいいのかわかるので、気持ちが楽になりました。
わからない事への不安が解消されます。

あなたは何を優先して働きますか?

仕事を辞めて良かったこと

  • 肩や腰の痛みが和らぎ、身体は楽になりました。
  • 時間や重圧が亡くなったことで、気持ちも楽になりました。
  • 怒る回数、イライラすることが少なくなりました。
  • お金に向き合うと、仕事を辞めたのに、将来についての不安がなくなりました。
  • 体調が整いました。

私にとっては57歳でフルタイムの看護師をやめて、自分を見つめ直した事でこれからの人生がとても充実したものになると確信しています。

まとめ

仕事を辞めて一番心配なことは、収入がなくなること。

不安ですよね。

私も仕事を辞めるまでは、不安でした。

でも、辞めてみたら、結構なんとかなるもんだと思いました。

何にとらわれて、必死に働いていたのでしょうか?

自分には1ヶ月にどれだけ収入があれば生活できるのか?
これがはっきりすれば、身体とお金と生活のバランスが取れるようになります。

未知なものが多いほど不安になる。

働くことは嫌いではないし、看護師という職業も嫌いではありません。
ですが、自分を犠牲にしたり、家族を犠牲にしてまで、看護師を続けようとは思いませんでした。

仕事はあくまで、生計を立てる手段です。
お金がないより、ある方がいいですが、人生の折り返し地点でしっかり先を見つめたいと思います。

人生100年時代、ここで一旦これから先の生活を考えて、充実した生活にしていきたいと思います。
理想の働き方をするために、働く条件は妥協せず探していきたいと思います。

1年なんて、長い人生の中ではほんのわずかです。立ち止まることも大切。

  • この記事を書いた人

きよたかナース

職業はフリー看護師。18年間飲食店経営。40歳から看護専門学校に入学し、43歳で看護師になる。がん専門病院に勤務し、循環器・脳外科・血管外科・消化管内科経験あり。特別病床担当。老健、クリニック経験あり。 50歳をこえると、フルタイムの働き方は体力的にもつらくなります。 プライベートと仕事を両立しながら、自由な働き方ができる看護師が増えればいいなと思い、看護師の転職や働き方について発信しています。

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