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50代看護師の転職を考えるメリットとは?

新たな挑戦と成長

50代に差し掛かると、これまでのキャリアに飽き足らず、新しいことに挑戦したいと思ったり、今の働き方を変えたいと思う看護師はおおいです。

いま働いている病院で新たな挑戦ができるといいのですが、日々の業務に追われてそれどころではないのが現状ですよね。
転職は新たな環境や経験を提供し、キャリアの成長を促す貴重な機会になります。

例えば、新しい医療施設での勤務は、患者層や医療アプローチが異なるため、看護師としてのスキルや知識をより幅広く深めるチャンスがあります。

また、リーダーシップの機会や新しいプロジェクトへの参加など、やりがいを感じる仕事に挑戦することもできます。

私はがん専門病院に勤めていました。同僚の例を挙げると、がんの専門知識を活かして治験コーディネーターに転職した例もあります。
いろんな例を見ていくことで、転職後を想像することができると思います。

ワークライフバランスの改善

50歳代に起こる生活環境の変化として、子供の結婚、孫の誕生、親の介護などがあります。自分の周りの環境に変化があると、仕事と家庭の両立が難しく感じることがあります。

転職先を選ぶことで、より柔軟な労働条件や働き方を選択できる可能性が高まります。
例えば、フレックスタイムやリモートワークを提供する企業での勤務は、家庭と仕事の両立するための条件が揃いやすいと言えます。
また、クリニックなどは残業なども少なく、休みも決まっているため、生活のスケジュールを組みやすいなどの利点もあります。

フルタイム勤務以外の選択肢も、プライベートな時間を大切にしながら、看護師としてのキャリアを継続することが可能になります。

心身の健康への影響

看護師の仕事は体力と精神力を必要とする職業です。
長年の勤務による疲労の蓄積やストレスは、心身の健康に影響を及ぼします。

看護師の身体の不調は慢性化することが多いですね。
代表的なところでは、患者の移送や立ち仕事による腰痛、夜勤による生活リズムの乱れからくる不眠、長時間のパソコン作業による眼精疲労や肩こりなどが挙げられます。

転職することで、心身の負荷の軽減やストレスの緩和になることがあります。

転職する方がストレスだと思う人もいるかもしれませんが、今の働き方を客観的に見てください。夜勤明けの日は、目の下にクマができ一日中体が動かずゴロゴロして過ごしていませんか?

仕事から帰ってすぐに家事に取り掛かれますか?

ちょっとしたことでイライラして、家族に八つ当たりしていませんか?

サービス残業が当たり前になっていませんか?

上記に少しでも心あたりがある人は、知らぬ間に健康を害している可能性があります。

転職のメリット

50代の看護師が転職を検討する際には、新たな挑戦や成長の機会、ワークライフバランスの改善、心身の影響への配慮などさまざまなメリットがあります。これらの要素を考慮しまがら、次のキャリアステップを検討することが大切です。

転職を通じて、より充実した人生を築くための第一歩を踏み出しましょう。退職が視野に入ったら、転職サイトや求人サイトなど早めに登録し、情報収集からはじめましょう。転職サイトには複数登録をおすすめします。サイトによって特徴があるからです。

看護師サイトは使わない方がいい?メリットデメリットと成功の秘訣

「看護師が好き」を搾取されない働き方を見つけましょう。
老後の不安は「お金」「体力」が圧倒的に多い理由です。

今の働き方に不満がある、疲れがとれない、夜勤辞めたいなどに当てはまる人は、転職サイトを覗いてください。50代の転職は、看護師の経験だけではなく、子育て、社会的な経験なども強みになります。

人生100年時代といわれる中、自分に合った働き方を選択して、長く働くことで「お金の不安」に対しても対応できるはずです。

  • この記事を書いた人

きよたかナース

職業はフリー看護師。18年間飲食店経営。40歳から看護専門学校に入学し、43歳で看護師になる。がん専門病院に勤務し、循環器・脳外科・血管外科・消化管内科経験あり。特別病床担当。老健、クリニック経験あり。 50歳をこえると、フルタイムの働き方は体力的にもつらくなります。 プライベートと仕事を両立しながら、自由な働き方ができる看護師が増えればいいなと思い、看護師の転職や働き方について発信しています。

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