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看護師の志望動機の書き方とポイント:履歴書・面接で役立つ具体例も紹介

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看護師の志望動機の書き方で悩んでいる人は多いです。看護師の志望動機は、自己分析や応募先の情報を収集することで効率良く書けます。この記事では、看護師向けの志望動機の書き方やコツを紹介します。この記事を読めば、看護師としての志望動機を自信を持って書くことが可能です。

【看護師向け】志望動機の基本の書き方

志望動機の書き方は以下を参考にしてください。

  • 過去の経験と当時の思いを書く
  • 応募先の病院や施設の魅力を書く
  • やりたい看護と活かせる経験・強みを書く
  • 応募先の病院や施設の魅力を書く

過去の経験と当時の思いを書く

志望動機を書く際は、過去の経験や思いを具体的に記述しましょう。看護師としての成長や、やりがいを伝えることが可能です。学生時代のボランティア活動で得た経験や、前職での成功体験を挙げると良いです。

応募先の病院や施設の魅力を書く

応募先の病院や施設の魅力を書くと自分の熱意をアピールできます。魅力に感じたことを具体的に書きましょう。具体例は以下のとおりです。

  • 最新の医療機器と技術を導入
  • 継続的な専門教育プログラム
  • 職場のチームワークが良好
  • 高い患者満足度
  • キャリアアップ支援制度が充実
  • 安定した経営基盤
  • 長期的な雇用契約が可能
  • 働きやすい職場環境
  • アットホームな雰囲気
  • 地域医療に貢献

職場のチームワークが良好な病院なら、整った職場環境が魅力的です。安定した経営基盤がある病院だと、安心して働けます。

やりたい看護と活かせる経験・強みを書く

やりたい看護と活かせる経験や強みを書くと、応募先に良い印象を与えます。具体例は以下を参考にしてください。

  • 患者さん一人一人に寄り添った個別ケアがしたい
  • チーム医療の一員として他職種との連携を深めたい
  • 終末期ケアに特化した看護を提供したい
  • 新しい技術や知識を積極的に学んで実践に生かしたい
  • 患者教育や健康指導を通じて患者の自己管理能力を高めたい
  • リーダーシップを発揮してチームの連携を円滑にしたい
  • 高度な専門知識を持って専門性の高い医療に貢献したい

上記内容を盛り込むと、自分がどのようにして病院や施設で役立てるかを明確に伝えられます。緊急医療の経験特定の専門知識がある場合は、積極的に志望動機へ記載しましょう。
» 好印象を与えられる看護師の履歴書の書き方

【看護師向け】志望動機の書き方のコツ

志望動機の書き方のコツは以下のとおりです。

  • 自己分析をする
  • 例文にアレンジを加える
  • 志望先の情報を調べる
  • 前向きな思いを伝える
  • 長期的に働ける意志をアピールする
  • 待遇や条件のみを理由にしない
  • 200~300字程度にまとめる

自己分析をする

自己分析は、看護師としての志望動機を明確にするために重要です。自分の強みや弱みを考えましょう。自分がどのような状況で力を発揮できるか、どのような状況で困難を感じるかを理解できます。

大切にしている価値観を把握するのも大切です。自分に合った職場を選ぶ際の基準になります。自己分析の例は以下を参考にしてください。

  • 患者さんとのコミュニケーションを重視したい
  • 高度な医療技術を身につけたい
  • 働き方や職場の雰囲気を重視したい

自分のキャリアビジョンも考えましょう。どのような看護師になりたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを明確にして、具体的な行動計画を立ててください。過去の経験やスキルを振り返ると、成長のための指針が見えます。

理想の職場環境を考えることも大切です。どのような環境で自分が1番パフォーマンスを発揮できるか、どのようなサポートが必要かを具体的に考えましょう。志望動機に具体性が増し、採用担当者に自分の思いを伝えやすくなります。

例文にアレンジを加える

志望動機の例文にアレンジを加えると、自分の個性や経験を強調できます。応募者が多い中で目立つためには、オリジナルな内容が必要です。標準的な例文をそのまま使うと、他の応募者と差別化できません。アレンジをする際のポイントは以下のとおりです。

  • 過去の具体的な経験を取り入れる
  • 応募先の特徴に合わせて内容を調整する
  • 個人的なエピソードを追加してオリジナル感を出す

文章のトーンやスタイルを一貫させるのも重要です。読み手にとって理解しやすく、信頼感が増した志望動機が完成します。

志望先の情報を調べる

志望先の情報を調べると、応募先に対する理解度や関心の高さが伝わります。以下の情報を調べましょう。

  • 理念や方針
  • 特色や強み
  • 歴史や沿革
  • 規模や設備
  • 口コミや評判
  • 所在地やアクセス情報
  • 研修や教育制度
  • 看護方針や看護師の役割

志望先の情報をしっかりと調べると、自分の志望動機の具体性と説得力がアップします。

前向きな思いを伝える

前向きな思いを伝えると、採用担当者に強い印象を与えられます。看護に対する情熱患者や同僚への貢献意欲を示すと、自分の熱意が伝わります。

長期的に働ける意志をアピールする

志望動機を書く際は、長期的に働ける意志をアピールしましょう。長期的に働きたい理由を具体的に伝えてください。ポイントは以下のとおりです。

  • 施設の理念や方針に共感する
  • 将来的なキャリアプランを明確にする
  • 継続的なスキルアップの意欲を示す

長期的に働ける意志をアピールすると、採用担当者に安心感を与えられます。

待遇や条件のみを理由にしない

待遇や条件だけを理由に転職を考えると、面接官に情熱が伝わりにくいです。志望動機は、医療現場での貢献度や、志望先の病院や施設の理念や文化に共感した点を強調しましょう。

過去の経験やスキルがどのように志望先で活かせるかを述べると効果的です。特定の診療科での経験や、患者さんへのケアに対する思いを具体的に説明してください。情熱や適性が伝わりやすくなります。

長期的なキャリアビジョンもアピールしましょう。短期的な利益だけでなく将来の目標に向けて努力する姿勢が伝わります。志望動機を待遇や条件だけに絞らず、多角的にアプローチしましょう。

200~300字程度にまとめる

志望動機を書く際は、200~300字程度の長さにしてください。簡潔でわかりやすい文章が採用担当者に好まれるからです。応募先の病院や施設の特徴や魅力を反映させると、志望動機に説得力が増します。

【看護師向け】志望動機の具体例

看護師の志望動機はさまざまな要素から構成されます。要素は以下のとおりです。

  • 病院・施設別
  • 診療科目別
  • 経歴・転職理由別
  • 新卒向け

病院・施設別

看護師の志望動機を書く際は、応募先の病院や施設の特徴を踏まえて書きましょう。大学病院は、最先端の医療技術を学びたい方や、専門性の高い看護を追求したい方に適しています。大学病院には最新の医療設備があり、最先端の研究活動が行われているため、専門的な知識とスキルを深める機会が豊富です。

総合病院は幅広い診療科を持ち、多岐にわたる看護スキルを身に付けたい方におすすめです。異なる診療科での経験を通じて、多様な病状や治療法に触れられます。

専門病院での勤務を志望する場合、特定の疾患に特化したケアを提供したい方に合っています。専門病院は特定の分野に特化しており、深い知識と技術の習得が可能だからです。

地域密着型病院やクリニックや訪問看護ステーションなど、他の施設も特徴があります。地域密着型病院では地域医療に貢献し、地域住民とのコミュニケーションを大切にしたい方に向いています。

クリニックは少人数のスタッフとの密な連携ができ、患者との距離が近いのが魅力です。訪問看護ステーションは在宅医療に興味があり、患者の生活に寄り添ったケアをしたい方におすすめです。

診療科目別

志望動機を診療科目別に書く際は、自分の経験やスキルがどのようにその科目で役立つかを伝えましょう。採用担当者に自分の適性を伝えられます。

内科は患者の全身状態を把握し、継続的なケアを行う能力が求められます。糖尿病や高血圧などの慢性疾患の管理経験があることを強調すると良いです。

外科は、手術前後の患者ケアや創傷管理の経験が強みになります。手術の準備や術後の経過観察を通じて培ったスキルをアピールしましょう。

小児科は、子供と家族とのコミュニケーション力が必要です。小児患者の不安を和らげるための具体的なエピソードを交えると良い印象を与えられます。

精神科は、精神的サポートとカウンセリングの経験が求められます。特定の患者のメンタルケアに成功した経験を具体的に伝えると効果的です。

救急科は、緊急対応能力と迅速な判断力が重視されます。緊急事態での冷静かつ迅速な対応経験を具体的に示すと、信頼性を高められます。産婦人科では、具体的な出産介助の経験や新生児ケアのスキルを強調すると効果的です。

内科は特に高齢者が多い病院では、高齢者の健康管理とリハビリテーションの知識が必要です。高齢者の生活の質を向上させる具体的なサポート経験を伝えると説得力が増します。放射線科では、画像診断の基礎知識と患者説明が得意であることを強調しましょう。

心臓血管外科では、心臓手術後のケアと観察に強みを持っていることを伝えると効果的です。具体的な手術後のケア経験を交えると、信頼性を高められます。

皮膚科では、皮膚トラブルの管理とスキンケアのアドバイスができることを強調しましょう。アトピー性皮膚炎や乾燥肌ケアの経験を具体的に伝えると良い印象を与えます。

経歴・転職理由別

経歴や転職理由別に志望動機を書く際は、応募先に対してどのように貢献できるかを明確にしましょう。転職理由が異なるとアピールポイントや志望先に求めるものも変わってくるからです。転職理由は以下を参考にしてください。

  • 家庭の事情
  • キャリアアップ
  • 人間関係の改善
  • スキルチェンジ
  • 専門的な看護の学び

家庭の事情で転職する場合、家庭と仕事のバランスを大切にしていることを伝えましょう。キャリアアップを目指して転職する場合は、自分のキャリアプランを具体的に示してください。専門的な知識や技術を学びたいという思いを強調し、応募先で実現できる理由を述べると効果的です。

人間関係の改善を求めて転職する場合、新しい環境でどのように良い人間関係を築きたいかを書くのがポイントです。前職での経験を活かし、より良いコミュニケーションを図りたいという意欲を示しましょう。

スキルチェンジのために転職する場合、新しい専門分野でどうスキルを磨いていくかを明確にしましょう。一般病棟からICUへの転職を希望する場合は、意欲とこれまでの経験がどのように役立つかを具体的に述べると良いです。

より専門的な看護を学ぶために転職する場合、応募先の病院や施設の教育体制や研修制度を詳しく調査しましょう。自分の成長が応募先にどう貢献するかを併せて伝えると、説得力がアップします。

新卒向け

新卒で看護師を目指す方は、志望動機に自分の強みや経験を具体的に示してください。応募先の病院や施設に、どのように貢献できるかを明確に伝えられるからです。以下のポイントを含めると良いです。

  • 看護師を目指したきっかけと思い
  • 学生時代の実習やボランティア経験
  • 学びの成果を活かしてどのように患者に接するか

学生時代の実習でどのように患者との信頼関係を築いたか、具体的な治療やケアへの取り組み方などを書きましょう。応募する病院や施設の理念や方針に共感した点も重要です。応募先との相性の良さをアピールできます。

志望先の教育体制や研修プログラムの魅力を述べると、成長意欲を示せます。新人看護師向けの研修プログラムの充実や、専門的なスキルを磨ける整った環境に触れると良いです。

自分の強みをどう活用するか、長期的なキャリアプランと成長意欲について言及しましょう。説得力のある志望動機になります。

チーム医療への貢献意欲や、自分の看護観と応募先の方針が一致していることをアピールしてください。前向きな姿勢とチャレンジ精神を伝えられます。

【看護師向け】志望動機で避けるべき内容

志望動機を書く際に、避けるべき内容は以下のとおりです。

  • 待遇や給与・福利厚生
  • 受け身の姿勢やネガティブな内容

待遇や給与・福利厚生

志望動機として、待遇や給与・福利厚生を第一の理由にするのは不適切です。「給与が高いから」や「福利厚生が充実しているから」という理由では、応募先に対する真剣さが伝わりません。

受け身の姿勢やネガティブな内容

受け身の姿勢やネガティブな内容も避けるべきです。ネガティブな内容が含まれると、前向きな意欲や積極性が感じられません。「他の職場が合わなかったから」や「前の職場が嫌だったから」という理由は、応募先にネガティブな印象を与えます。

自分の欠点や弱みを強調する表現や、過去の失敗やトラブルを詳細に述べるのは好ましくありません。他の職場や上司への不満を語ることも避けましょう。ネガティブな内容は、応募者のポジティブな面を見せる機会を減少させます。

志望動機が完成したらすべきこと

志望動機が完成したら、以下の点をチェックしましょう。

  • 誤字脱字をチェックする
  • 第三者に確認してもらう
  • 面接で話す内容と一貫性を持たせる

誤字脱字をチェックする

志望動機の完成後は、誤字脱字をチェックしましょう。誤字脱字のない志望動機は、相手にプロフェッショナルな印象を与えます。以下の方法を活用してください。

  • 文章を読み返す
  • スペルチェックツールを使用する
  • 文法チェックツールを利用する
  • 誤字脱字のパターンを確認する
  • 印刷して手書きで確認する
  • 時間をおいて再チェックする

第三者に確認してもらう

志望動機が完成したら、第三者に確認してもらうと良いです。自分では気づかない点や、表現の改善点を指摘してもらうと、より完成度の高い志望動機を作成できます。友人や家族、同僚に志望動機を読んでもらいましょう。

面接で話す内容と一貫性を持たせる

面接で話す内容と書いた内容が一貫しているか確認するのも大切です。書いた内容と話す内容が食い違うと信頼を損ねます。一貫性を保つと自信を持って面接に臨むことができ、採用の可能性が高まります。以下のポイントを押さえて面接の準備をしましょう。

  • 志望動機と自己PRの内容を一致させる
  • 志望先の特徴や魅力を正確に反映する
  • 自分の経験やスキルを具体的に示す
  • 面接での質問に対する準備をする
  • 書いた内容を口頭で自然に話せるように練習する
  • 面接で強調したいポイントを整理する

「チーム医療に興味がある」と書いたなら、自己PRでもチームワークの経験やその成果を具体的に示すと良いです。予想される質問に対して事前に回答を考えておくと、自信を持って答えられます。声に出して練習すると、自分が伝えたいことを一貫したストーリーで話せるようになります。

まとめ

看護師向けの志望動機を書く際は、過去の経験や思いを具体的に記述することが重要です。応募先の病院や施設の魅力を取り入れ、自分のやりたい看護や活かせる強みを伝えましょう。

自己分析や志望先の情報収集が重要で、前向きで長期的な視点を持つと効果的です。待遇や条件のみを理由にするのは避け、200~300字程度にまとめましょう。

具体例を参考にし、自分の状況に合わせてアレンジするのも大切です。完成後には誤字脱字のチェックや第三者に確認してもらうことをおすすめします。
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  • この記事を書いた人

きよたかナース

職業はフリー看護師。18年間飲食店経営。40歳から看護専門学校に入学し、43歳で看護師になる。がん専門病院に勤務し、循環器・脳外科・血管外科・消化管内科経験あり。特別病床担当。老健、クリニック経験あり。 50歳をこえると、フルタイムの働き方は体力的にもつらくなります。 プライベートと仕事を両立しながら、自由な働き方ができる看護師が増えればいいなと思い、看護師の転職や働き方について発信しています。

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