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【大学病院の看護師】年齢・地域別の年収やメリット・デメリットを徹底解説!

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看護師として長年働く人から、仕事の負担と家庭の両立に悩む声を聞きます。夜勤のある勤務は心身に負担をかけるため、報酬と忙しさのバランスが大切です。今回の記事では、大学病院で働く看護師の年収について詳しく解説します。記事を参考に、大学病院の勤務が自分に向いているのか、判断材料として活用してください。

大学病院で働く看護師の年収

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大学病院で働く看護師の年収について、以下を解説します。

  • 平均年収
  • 一般病院との比較

平均年収

大学病院で働く看護師の平均年収は約500万円で、一般的な病院と比べると20〜30万円ほど高い水準です。ただし年収には幅があり、経験年数や役職によって400~700万円の範囲で変動します。夜勤や残業代を含めると、さらに年収が上がる可能性があります。年収に影響を与える要因は、以下のとおりです。

  • 地域
  • 病院の規模
  • 経験年数
  • 役職
  • 夜勤の有無

国立大学病院は、私立よりも若干高い年収です。40代以上のベテラン看護師では、600万円以上も見られます。都市部の大学病院のほうが、地方よりも年収が高い場合が一般的です。専門看護師や認定看護師の資格を取得すると、地方でも年収アップの可能性が高まります。
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一般病院との比較

大学病院で働く看護師の年収は、一般病院と比べると10〜20%ほど高くなるのが一般的です。大学病院は、夜勤手当や特殊勤務手当が充実しています。高度な医療を提供したり、より専門的な業務を行ったりするため、手当により年収が高くなる点も特徴です。公務員待遇の大学病院も多く、福利厚生が充実しています。

一般病院は、基本給が大学病院より低いものの、残業代が多くなる傾向があり、収入が増えやすい点が特徴です。昇給や昇進のペースが一般的に速いため、キャリアアップを目指す人には魅力的な選択肢です。

大学病院と一般病院では、経験できる症例の幅も異なります。大学病院は特定分野の専門性が高く、一般病院では幅広い症例を扱う機会が多いのが特徴です。迷った場合は、キャリアプランや生活スタイルに合わせて選びましょう。
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【施設別】大学病院で働く看護師の年収

大学病院で働く看護師の年収について、以下の施設別に解説します。

  • 国立大学病院の年収
  • 公立大学病院の年収
  • 私立大学病院の年収

国立大学病院の年収

国立大学病院で働く看護師の年収は600~650万円ほどで、一般的な病院と比べて高い水準です。経験を積み、役職に就くと、600~1,000万円以上まで上昇する可能性があります。基本給に加え、夜勤手当や特殊勤務手当などの各種手当が支給される点も魅力です。

国立大学病院には国家公務員として安定した給与体系があり、地域手当や扶養手当など勤務地や家族構成に応じた手当もあります。昇給や賞与があり、長期勤務で年収が上がりやすい点もメリットです。大学院進学や専門資格取得による、昇給制度を設ける病院もあります。

国立大学の法人化以降、業績評価による年俸制を導入する大学が増加しました。個人の実績や能力がより重視される時代です。地方と都市部の収入に多少の差はありますが、全国的に一定水準の年収が保障されます。他の医療機関と比較しても、比較的高い年収水準を維持している点も特徴です。

公立大学病院の年収

公立大学病院で働く看護師の年収は600~700万円ほどで、一般病院と比べて10〜20%高い水準です。高度な医療技術が求められるため、年収が高い傾向があります。教育機関としての機能も担うため、夜勤や残業が多い点も挙げられます。基本給に含まれる手当の種類は以下のとおりです。

  • 地域手当
  • 特殊勤務手当
  • 夜勤手当
  • 残業手当

経験年数や役職により年収は変動し、看護師長クラスになると800万円以上の年収も可能です。公立大学病院で働くメリットとしては、高い年収や公務員としての安定性、充実した福利厚生も挙げられます。業務量が多く、プライベートの時間が取りにくい点がデメリットです。

私立大学病院の年収

私立大学病院で働く看護師の年収は600~700万円で、一般病院と比べて100万円ほど高い水準です。高度な医療を提供する必要性や看護師の専門性が求められます。夜勤や残業が多いため年収が高くなります。

病院の規模や地域によっても差があり、大手私立大学病院では800万円以上も可能です。地方の私立大学病院では500万円台が一般的です。経験年数や役職により昇給する仕組みのため、私立大学病院を選ぶ際はキャリアアップも検討しましょう。

待遇面では、ボーナスが年2回で4〜5か月分ほどの支給が一般的で、福利厚生が充実している点も魅力です。看護師不足を背景に待遇改善の動きもあるため、今後さらに年収が上がる可能性があります。

【年齢別】大学病院で働く看護師の年収

大学病院で働く看護師の年収を、以下の年齢別に解説します。

  • 20・30代の年収
  • 40代以上の年収

20・30代の年収

20・30代の看護師の年収は、経験年数や勤務条件によりますが、年齢とともに上昇するのが一般的です。20代前半の新卒看護師の平均年収は約350万円ですが、20代後半になると約400万円まで上昇します。30代前半で約450万円、30代後半では約500万円が見込めます。

年収の上昇に影響する要因は、経験年数の増加や資格取得、夜勤・休日出勤などの手当、専門性の高い部署への配属などです。大学病院で働く場合、一般病院より10〜20%ほど高い年収が期待できます。都市部の大学病院では、地方よりも年収が高い傾向があります。国立大学病院では、公立・私立より若干高い年収が特徴です。

ICUや手術室などの専門性の高い部署では、より高い年収が期待できます。

40代以上の年収

40代以上の看護師の年収は、経験や能力に応じて高くなりやすく、平均年収は550~650万円ほどです。50代の看護師の場合は経験が評価され、さらに高い年収を得られます。管理職になると、700万円以上の年収も可能です。

年収を上げるポイントとして、夜勤手当は基本給の3割増しに設定されている病院が多く、収入増加につながります。ただし、家族の同意や体力的な問題には注意が必要です。認定看護師や専門看護師などの専門資格を取得すると、キャリアアップや収入増加につながります。

管理職になると基本給が大幅に上がりますが、責任も重くなるため自分の適性も含めて考慮しましょう。

【地域別】大学病院で働く看護師の年収

大学病院で働く看護師の年収について、以下の地域別に解説します。

  • 都市部での年収
  • 地方での年収

都市部での年収

都市部の大学病院では、看護師の年収は地方と比べて高く、600万円以上が期待できます。地方と比べて20~30%ほど高くなり、専門性や経験に応じて700万円以上も可能です。都市部の大学病院は、夜勤や残業の多さが収入増加につながります。ただし、都市部は物価が高いため、実質的な収入差は縮小します。

都市部の大学病院は競争が激しく、キャリアアップの機会が多いのも特徴です。福利厚生面では、充実した住宅手当や通勤手当、各種手当も手厚く保証されます。転職市場が活発で、条件交渉の余地が大きいのも強みです。都市部の大学病院で働く場合、高い年収と充実した福利厚生を得られます。

生活コストが必要な点を踏まえて検討しましょう。

地方での年収

地方の大学病院では、看護師の年収は都市部と比べて低く、400~600万円ほどです。地域による生活費の違いを考慮すると、実質的な収入は都市部と大きく変わりません。地方でも大学病院は、一般病院より年収が高めです。国立大学病院は、公立・私立大学病院と比較すると年収が高くなるのが一般的です。

夜勤や残業により年収がさらに上がります。地方は看護師不足のため、高給で募集されるケースも見られます。地域の中核病院として重要な大学病院では、専門性の高い看護師が必要です。高い技能を持つ看護師は、高給を得られる可能性が高まります。地方での勤務を考える際は、以下の点を都市部と比較しましょう。

  • 生活費が削減できるか
  • 地域医療への貢献を希望するか
  • ワークライフバランスが改善されるか

地方での勤務は、都市部とは異なる魅力があります。収入面だけでなく、生活全体を考えて判断してください。

看護師が年収の高い大学病院で働くメリット

大学病院で働く看護師は、高い年収に加え、次のようなメリットを得られます。

  • 高度な医療技術を学べる
  • 充実した研修制度がある
  • 研究活動へ参加できる

高度な医療技術を学べる

大学病院で働くと、最先端の医療技術を学ぶ機会に恵まれるため、キャリアアップを目指す看護師に最適です。最新の医療機器や技術、専門性の高い治療や手術を間近で見学しながら学べます。希少疾患や難病患者の看護経験も積めるので、幅広い知識と技術が身に付く点も特徴です。

大学病院の勤務では、以下の学びの機会があります。

  • 専門医からの直接指導
  • 最新の医療知識・看護技術の体験
  • 高度な救急医療・集中治療を経験
  • 専門看護師・認定看護師から指導

臨床研究や治験にも携われるため、医療の発展にも貢献できます。職種間の連携のスキルも習得でき、国際的な医療水準に触れる機会も豊富です。大学病院の高度な医療技術を学べる環境は、看護師の成長に影響を与えます。

充実した研修制度がある

充実した研修制度は、大学病院で働く看護師の大きな魅力の一つです。定期的な院内研修プログラムが豊富に用意されており、常に最新の医療技術や知識を学べます。研修制度の主な内容は、専門分野ごとの研修や資格取得サポート、他職種との連携研修、e-ラーニングシステムなどです。

新人看護師向けにも丁寧な教育プログラムがあり、経験の浅い方でも安心して働けます。ベテラン看護師によるメンター制度もあり、不明点を気軽に相談できるのも特徴です。海外研修を設ける大学病院もあり、参加すると国際的な視野を広げ、グローバルな医療現場で活躍できるスキルが身に付きます。

大学病院の充実した研修制度は、看護師としてのキャリアアップを強力にサポートする仕組みです。自己成長の機会が豊富にあるため、モチベーションを高く保ちながら働けます。

研究活動へ参加できる

研究活動への参加は、看護師のキャリアアップにつながる機会の一つです。大学病院は、臨床研究や医学研究に携わる機会が豊富です。大学病院への勤務は、以下の活動への参加機会があります。

  • 最新の医療技術や治療法の開発
  • 学会発表
  • 論文執筆
  • 大学・研究機関との連携プロジェクト
  • 看護研究の実施

研究活動を通じて専門性を高められるだけでなく、研究成果を実際の臨床現場に還元できる点や、他職種や他施設との交流が広がる点もメリットです。研究費獲得や助成金申請のスキルが身に付き、国際的な研究活動に参加する可能性も広がります。通常業務に加えて行うため、時間管理には注意しましょう。

研究活動への参加は看護の質を向上させるだけでなく、個人のキャリアにとっても大きな財産です。

看護師が年収の高い大学病院で働くデメリット

年収の高い大学病院ですが、デメリットとして以下が挙げられます。

  • 業務が忙しい
  • プライベートの時間が少ない
  • 採血や点滴の機会が少ない

業務が忙しい

大学病院で働く場合は患者数が多く、重症度の高い患者も多いため、看護師の業務量が膨大になります。忙しく感じる要因は、以下のとおりです。

  • 高度な医療技術や最新の治療への学習が必須
  • 医療チームの一員としての連携や調整が必要
  • 不規則な勤務体制
  • 緊急時の対応や急変時の処置

常に新しい知識や技術の習得が必要で、夜勤や休日出勤などの不規則な勤務体制が多く、忙しさを感じます。精神的なストレスが高い場面が多く、休憩時間が十分に取れない場合があるのも特徴です。患者の命を預かる仕事であるため、責任感と緊張感が常に求められます。

業務をこなすには、効率的な時間管理や優先順位の付け方が大切です。同僚とのコミュニケーションを密にし、チームワークを高めて業務の負担を軽減しましょう。

プライベートの時間が少ない

プライベートの時間の少なさは、大学病院で働く看護師の課題です。長時間労働や不規則な勤務シフトにより、自由な時間の確保が難しくなります。休日出勤や残業が多く、家族や友人と過ごす時間が取りにくいのが現状です。夜勤や当直が多いため、十分な睡眠時間や休息時間を確保できない点も問題です。

仕事の持ち帰りや自己研鑽の時間が必要で、休日も仕事関連の活動に時間を取られる場合があります。自分の時間がないと、心身ともに疲労が蓄積します。休日であっても、十分にリフレッシュできない点も課題です。急な呼び出しや緊急対応が必要になる場合があり、予定を立てにくい状況です。

休暇取得が難しく、長期休暇を取りづらい問題も存在します。業務の専門性が高いため仕事から完全に離れられず、プライベートの時間を確保する工夫が求められます。

採血や点滴の機会が少ない

大学病院で働く看護師は、採血や点滴の機会が少ない点が特徴です。高度な医療技術や専門的な治療が中心で、基本的な看護技術を実践する機会が限られます。大学病院で機会が減少する理由は、以下のとおりです。

  • 病棟業務が中心になるため
  • 専門性の高い治療や検査を行うため
  • 新人看護師や学生の指導が優先されるため

電子カルテやシステム入力などの事務作業が多くなり、患者と直接かかわる時間が減少します。専門外来や特殊な治療を行う部署では、一般的に採血や点滴以外の業務が中心です。高度な医療技術を学べる機会は貴重ですが、基本的な看護技術の機会が減ると、知識やスキルの維持が課題になります。

まとめ

大学病院は一般病院と比べて年収が高い傾向にあり、国立・公立大学病院は高収入が期待できます。年齢や地域により年収に差があるため、自分に合った条件を探しましょう。

高度な医療技術を学べるとともに、研究活動へ参加できるなど大学病院ならではのメリットもあります。忙しさやプライベート時間の少なさといったデメリットも考慮しましょう。転職を考えている人は、自身の専門性や経験をアピールし、労働環境などもしっかり確認してください。

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  • この記事を書いた人

きよたかナース

職業はフリー看護師。18年間飲食店経営。40歳から看護専門学校に入学し、43歳で看護師になる。がん専門病院に勤務し、循環器・脳外科・血管外科・消化管内科経験あり。特別病床担当。老健、クリニック経験あり。 50歳をこえると、フルタイムの働き方は体力的にもつらくなります。 プライベートと仕事を両立しながら、自由な働き方ができる看護師が増えればいいなと思い、看護師の転職や働き方について発信しています。

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