看護師

西国三十三所巡礼の持ちもの、私のリアルリスト——57歳ひとり巡礼で学んだ荷物の選び方

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持ちすぎて後悔した私が、たどり着いた「これだけで大丈夫」

「次の巡礼、何を持っていけばいいんだろう?」——西国三十三所めぐりを始めたばかりの頃、私は前日になると荷造りで頭がいっぱいになっていました。あれもこれもと詰め込んで、リュックはパンパン。いざ歩き出すと、肩に食い込むベルトと汗だくの背中に「やってしまった……」とため息をつく。そんな失敗を何度か繰り返して、ようやく「これだけあれば大丈夫」という自分なりの持ち物リストにたどり着きました。

心配するあまり、いろんなことを考えすぎてしまう。これは、仕事でも同じ。仕事ではいろんな視点から物事を考えるといった点から言えばオッケーなのですが、寺社巡りやお出かけでも考えすぎて、出かける前日には荷物をまとめるのに時間がかかるということが度々です。用意している段階で疲れてしまうこともあります。

これも、慣れていけば要領よく準備ができるようになります。仕事の準備も同じだなと思います。

今日は、57歳でひとり巡礼を続ける私が実際に使っている荷物のリアルを、失敗談も含めてお伝えします。

第一番札所で学んだ「念のため」の罠

西国三十三所の一番札所、青岸渡寺を訪れたときのことです。雨が降るかもしれない、日焼けするかもしれない、お腹が空くかもしれない……「念のため」を積み重ねた結果、リュックは見た目以上にずっしり重くなっていました。那智の滝までの石段を上るころには肩も腰も悲鳴を上げていて、景色を楽しむ余裕なんてほとんどありませんでした。

これは、寺社巡りを始めた頃の話になります。あまりの荷物の重さに、全然楽しめなかった出来事です。

荷物が重いと、せっかくの巡礼が「修行」になってしまう。同行していた友人に「リュック、重そうだね」と声をかけられて、ようやく自分の荷物がどれだけ膨らんでいたかに気づいた——これが、私の最初の大きな気づきでした。

そして服装はポケットのあるズボンか、小さなポシェットを持つことがマスト。リュックの中に全部入れてしまうと出すのが大変なので、必要最低限のものはすぐに出せる準備をするのが、ストレスなく寺社巡りをするコツです。

御朱印・参拝に欠かせない「基本セット」

何度か巡るうちに、削れない持ち物がはっきりしてきました。御朱印帳、防水ポーチに入れた納経用品、お賽銭用の小銭、数珠、納め札、小さめの線香とローソク、携帯用のライター。これらは毎回必ず持って行く「基本セット」として、専用のポーチにひとまとめにしています。

前日にあれこれ悩まなくて済むよう、巡礼用ポーチをひとつ作っておく。これだけで、荷造りの時間も気持ちの余裕もずいぶん変わりました。お賽銭用の小銭は、出かける前に小分けにして専用の小袋に入れておくと、本堂の前であわてて財布をごそごそ探す——なんてことがなくなります。

私は整理整頓が苦手なのですが、仕切りが多いかばんや、小さなポーチに分けるなどの工夫しています。

歩く距離と天候を侮らない——靴・服装・雨具の選び方

札所によっては、駐車場やバス停から本堂まで長い石段や山道を歩くことも珍しくありません。私が一番後悔したのは「ちょっとお洒落して行こう」と履き慣れない靴を選んだ日。途中で足の指にマメができてしまい、その後の予定を泣く泣く変更したことがあります。

それ以来、靴は履き慣れたウォーキングシューズ一択。靴下も予備を一足、必ずリュックに入れています。服装も、汗をかいても乾きやすい素材を選び、夏は日傘や帽子、冬はウィンドブレーカーを必ず持参します。雨具も、折りたたみ傘だけでなく、両手が空くポンチョタイプのレインコートを足しました。山道では、傘よりポンチョのほうがずっと安全で安心。これは持って行って本当によかったものの一つです。

季節で変わる持ち物——夏と冬で気をつけていること

巡礼は一年を通して楽しめますが、季節によって持ち物の中身はかなり変わります。夏は、保冷剤を入れた小さな保冷バッグに飲み物とタオルを入れ、塩分タブレットを多めに。日陰の少ない参道もあるので、冷感スプレーや携帯扇風機があるだけで体感がだいぶ違います。

冬は逆に、使い捨てカイロを多めに持ち、手袋とネックウォーマーを欠かしません。山間の札所は里より気温が一段低いことが多く、「下界はそうでもなかったのに」と驚いたことが何度もあります。季節ごとの「自分の弱点」を知っておくと、持ち物の優先順位が決めやすくなります。

持って行って本当によかった「小さな安心グッズ」

大荷物を見直す中で、逆に「これは小さいけれど絶対に外せない」と気づいたものもあります。絆創膏(靴擦れ用に大きめサイズも)、携帯用の制汗シートと汗拭きタオル、小さな扇子、塗り薬、常備薬。看護師時代の習慣もあって、ちょっとした体調の変化に自分で対処できる安心感は、ひとり巡礼にはとても大切だと感じています。

あとは、モバイルバッテリーと、地図アプリ用に念のため持つ紙の地図のコピー。電波が届きにくい山間の札所もあるので、紙の地図があるとそれだけで安心感が違います。

リュック選びと荷物の重さ——57歳のひとり巡礼で意識していること

今は、容量15リットル前後のリュックに絞り、中身は「基本セット」「靴擦れ・体調管理セット」「飲み物・軽食」「貴重品」の4つに分けて、それぞれ小さなポーチや巾着に収納しています。全部出さなくても、必要なものだけサッと取り出せるのがポイントです。

重さの目安は、空のリュックを含めて2~3キロまで。これくらいなら、長時間歩いても肩や腰への負担をかなり減らせます。「もしも」のための荷物を全部持つのではなく、「もしも」が起きたときにどう対応するかを考えて荷物を選ぶ——これが57歳になって私がたどり着いた、巡礼の荷造りスタイルです。

荷物を減らすことは、不安を手放すことにも似ています。最初は「これがないと心配」と思っていたものの多くは、実際には一度も使わなかったり、現地で調達できたりするものでした。身軽になった分、参道の景色や空気、お参りの時間そのものに意識を向けられるようになった気がします。

次に巡礼に出かけるときは、ぜひ一度、自分の荷物を見直してみてください。きっと、巡礼そのものがもっと楽しくなるはずです。

心が整う、気分転換

寺社巡りは私にとって、心のリフレッシュができる時間です。自然の中で気持ちいい空気を吸って、現実から離れてホッとする時間です。子供も手が離れて一人時間が増えてきた時に、寺社巡りが趣味でよかったなと思います。50歳すぎたら、自分が好きなこと、集中できること、やってみたいことなどたくさん持っていた方が良いと思います。

友達に「100のしたいことリストを作ったらいいよ」って教えてもらったけど、実際に書いて行くと20個ぐらいでストップ。そこから先で悩みました。寺社巡りを趣味にしてからは、行きたいところがたくさんあって100では足らなくなりました。

行きたいお寺や神社に合わせて、旅のプランを立てるのが楽しくなりました。やりたいことはたくさん持っている方が、人生楽しい気がします。

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  • この記事を書いた人

きよたかナース

40歳で看護師免許を取得。 50代で転職を経験し、現在は地域連携室で看護師事務として週4パート勤務中。 転職エージェントもハローワークも実際に使った経験から、50代ナースの転職をリアルに発信しています。 このブログでは、私が実際に経験した転職活動をもとに ・50代看護師が転職エージェントを使うときのリアルな話 ・転職エージェントとハローワーク、どちらが合うか ・介護と仕事を両立しながら働く50代の日常 などを発信しています。

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